時が過ぎて、体は成長していくのに、心はあの頃のまま。 優しくて、一生懸命で、 常に前を向いている人。 そばにいたいと、 ずっとこんな毎日が続けばと、 願ったあの日が、 一瞬で崩れ去る日がくるのを この時の私はまだ知らなかった。 “明日があるかなんてわからないんだからね?” そう言った亜衣ちゃんの言葉が、 私の胸を貫くように突き刺さっていた……。