叶side

ガラガラ
『はぁ…はぁはぁ……ギリギリセーフ?』
「残念、ギリギリアウトだ」
『嘘ー!が、頑張ったのに!!』
「「「はははははは」」」

ここは想華学院の高等部…の3年Cクラス。
ここが私の教室、あっ自己紹介しないとね、
私は咲鞠 叶(さまり よう)
いつもは遅刻しないんだよ!!!ほんとに!!
この学院は幼稚園から大学までの私立校。
外部の人はほとんどいないし、先生も変わんないから仲良し仲良し!

「叶なんで遅れたの?」
「ばか笑さまりー変な夢でも見てたんだよきっと!笑」
『ひ、ひどくない!!変な夢なんか見てないし!』

最初に喋ったのが親友の原架奈 味空(はかな みく)
めっちゃかわいいけど、結構な毒舌さん、
んで、次に喋ったのが幼馴染みの瀑風 翔(たきかぜ そら)とてもとてもとってもうざい、なのに!女子からモテまくってる嫌みなやつ

んで、
「まぁ、今日は多めに見てやるよ!さまりーが遅刻なんて珍しいからな」

この優しい優しい…でも、「さまりー」という変なあだ名を付けた変なお兄さん?おじさん?こそ、私のクラスの担任の谷 宏麻輝(たに ひろまき)えっと、もうすぐ26歳になる彼女募集中の一般的な先生……天然さを除けば

「よし、みんな今日からアレが始まるぞ!」

「あれって何ですか?」

「アレとはな…」