桜色は君の星

私はすぐに走冴の病室に飛び込んだ。



『走冴!!無事だったんだ!!良かった…』



『君…誰?』



『えっ?何言ってるの?私は幼馴染の夢風音(ゆめかざね)だよ?』



『風音ちゃん…走冴は、記憶が無くなっちゃったの…それだけでなく走ることもままならないって…』



『えっ?走冴が走る姿がもう見れないの?』



『多分、そうなるわ…』