桜色は君の星

『風音…危ない!!』



走冴は私をかばうように抱きついた。



ドンッ



鈍い痛みが身体中を走る…



意識はだんだんと途絶えていった。



目が覚めた時、隣に走冴の姿はなく病院内だった。



『風音…大丈夫?』



『お母さん…走冴は?』



『走冴くんなら向こうの病室にいるよ。』