桜色は君の星

次の日…



『杏くん…遅い!!また寝坊でもしてるのかな?』



『ちょっと様子見に行ってみようかな?』



私は、約束の公園をあとにした。



(あの人だかりなんだろう?)



『あの、すいません!!何かあったんですか?』



『ここで今事故があったのよ…ちょうどあなたぐらいの歳の男の子でね…』



(まさか…)



私は、前へと進んでいった。



私の目に移ったのは片手に紫色の花束を持っている杏くんだった…



『杏くん!!』



私はその場に崩れ落ちた。