『おい、梶間(かじま)!!放課後理科室に来い!!』



『はっ?何で?愛梨、何もしてないし…』



『いいから来い!!』



放課後、愛梨は理科室へ行った。



『先生…何かよう?』



『何か用?じゃないだろ!!お前最近俺の授業で寝てるよな?卒業出来ねぇぞ!!』



『えっ?お願い!!先生!!卒業だけはさせて!!』



『俺もできればそうしてやりたい…』



『だったら!!…ねっ?』



『お前な~…しょーがねぇな…今のままじゃ卒業させるのは無理だ。だから、明日から放課後に俺の家に来い…勉強教えてやる…』



『やった!!ありがとっ先生!!』



それから毎日先生の家に行った。



コクン…コクン…



『梶間…眠いのか?』



『うん、ちょっと眠い…』



『もう夜も遅くなってるし親に連絡してからここに泊まってけ…』



『はい…』



『梶間は俺のベッド使えよ!!』