こんな時…こんな時爽凪ちゃんなら自分のことより先に私を助けてくれた…



なのに…私は、殺してしまったんだ。



『あっ!!瞳菜が死ぬ前に言っといてあげる。二つ目のあんたの秘密投票したのは私だから…』



『えっ?じゃあ、爽凪ちゃんじゃなかったの?』



『そうとも知らずにあんたは爽凪を殺した。長い間友情ごっこお疲れ様…』



爽凪ちゃんは、私のことを許してくれないよね…



思えばいつも爽凪ちゃんは私がいじめられていたりしても助けてくれた。



最高の親友だったのに…なんで殺してしまったんだろう?



ピロン



えっ?



気づかない間にみんなはゲームを進めていた。



『はい、では、1人だけゴールへと案内することができます…誰にするか決めてください。』



『田嶋瞳菜でお願いします!!』



そう言うと瞳菜は、ゴールまでワープした。



グシャッ



瞳菜から血しぶきが飛び出る。



『あ…きなちゃ…ずっと友達だよ?』