六月の梅雨時…君は私の前から消えた…



中学1年の夏…



それが私たちの出会いの日



君は前の学校でのいじめが原因で転入してきた。



『パラレルワールドって本当にあるのかな?』



君はいつも口癖のように聞いてきた。



その時から不自然だったのに何故気づいてあげられなかったんだろう…



毎日のように体にはあざや傷ができていた君の姿は、どこか悲しげで笑ってる時でさえ無理してるように見えた…