恋しちゃったじゃん。

「さようならーー」とあいさつをし 部活をするために 更衣室に向かった。

更衣室は 相変わらず 騒がしい。
うっ…… 制汗剤の ニオイとか 香水のニオイが キツすぎる。

そこに みっちゃんが いた。
部活は みっちゃんと いっしょの テニス部だ。 テニス部は 女子と 男子で別れている。
この学校は テニスが1番ダサい人が多い

たける先輩がいる バレー部が イケメンがたっくさん♡
でも なぜ 私が女子バレー部を選ばなかったか。 それは 女子テニス部から 男子バレー部が 1番よく 見えるからだ。

みっちゃんが こっちにきた

「あのね、菜月に報告が あるんだー。
私ね彼氏できたの 」


「あー!! 知ってるよ〜!!
良かったね!!!」
と私は 作り笑いをした。

みっちゃんが そこに重い口調で
「……で 帰るとき いつも 菜月と帰ってたじゃん?でも 彼氏と帰ることになったんだけど いいかな? 菜月とは 朝一緒に行くから!!」
さすがに それは 「えっ!?!?」と言ってしまった。
「ダメかな……?」とみっちゃんが言ってきた。
「いいよ!!! せっかく 彼氏ができたもんね!!」
と、思ってもいないことを 言った。

「ありがとう〜!! 菜月大好き!!」とみっちゃんが ぎゅっーってしてくる。


部活の時間。 2人組で ランダをすることになった。
みっちゃんの彼氏は 男子テニス部で 時々 みっちゃんに手を振ってくる

あー いいなぁー 羨ましい……


みっちゃんの顔を見ると すごく かわいい。いつもに増して……
彼氏が いる人って 女の子って感じの顔をしてる


「足、どーしたの!? 転んだの!?」とみっちゃんが 聞いてくる 彼氏がいなければ 会った瞬間に聞いてくれるのに 私は2番目になっちゃったんだ。

―――この時 私は独占欲が強いことに気づいた


重くて 独占欲が強くて ジャニオタで ストーカーで ドジで 勉強もできない バカのことを 好きになって 付き合ってくれる人いるの??
しかも 可愛くないし……
空を見た。 いつもと 変わらず 5時ころの オレンジ色の空だ。


―――このとき 思った。
空っていいよね。
これは 小さい頃の考え

いまは そうは 思わない なぜなら そらはいつも 主役・ヒロインじゃないから

夜になれば 星を輝かせ 星をヒロインにする。 昼になれば 太陽を輝かせヒロインにする。 空って 可愛そう。
空だけでも キレイなのに 他のヤツがいるから ヒロインになれないんだ。


部活が 終わって いつもは 一緒に理想の彼氏とか 1日の出来事とかを みっちゃんと話すのに……
彼氏が いるから……

でも みっちゃんに 頼んだ。
1人で帰るのは嫌だから みっちゃんと 彼氏の後ろにいさせて って。


私はずうずうしいしい 女だ。
さんざん 彼氏がいなければ とか言ってたくせに 後ろにいさせてとか。
みっちゃんたちが 気まづくなるだけじゃん。
歩きながら 足元をみた。

まだ 血がにじんでる

隣に誰かいる?? 誰だ!?
制服の 名前は……礼?(らい)

どうやら みっちゃんの 彼氏の友達らしい
テニス部 1年5組 。 ここまで 知ってる。

礼って 人も 帰る人がいなくなって ついてきたんだ。と思って なぜか 仲間と思って

話しかけてみた。 「付き合っちゃいましたね。」

「……そうだね。 アイツには幸せになってほしい」

「優しいんですね。……」

「なんで??」

「あの人がいなければ 今、一緒に帰れたのに。 友達だから 味方だと思ってたのに。どうして 2番目になっちゃったの。 とか 思わないんですか??」

「……」

黙るわけだ。 なぜか 私は泣いているから


泣いているのに みっちゃんは 振り向いて どうしたの!? 大丈夫??って 言ってくれないくて 彼氏と 楽しそうに 喋っているから。

―――アスファルトが オレンジ色にそまって 涙は 両目から 溢れ出てきた。

「…… ごめんなさい…… 泣いたりして。 困りますよね」

「それで いいんじゃない?? 人1倍 独占欲が強くても それだけ 友達のことを 思っているから 涙がでるし、 憎みもあると思う。でも 憎みとかだけじゃないでしょ? 涙は両目から 出てきた。 嬉しいと 悲しいのが 重なって でてきた」


私は この言葉に 心が元に戻った気がした。

「ありがとうございます……」


「名前は??」


「菜月です」


「同じ1年だから タメ口でも いいだろ?」


「はい。」


「ー!タメ口!!!」

「あ、!!! ごめんなさい!!!」

「あ〜 もう、 また 敬語になってる!!!」

「え!? え、あ!!! ごめんなさ……あ、ごめん!!!」

「……それに して」

「うん!」


「明日も みっちゃん? は 彼氏と帰るんだろ?? じゃあ、また 明日 こうして帰る??」


「うん!!!」


「じゃあ……」


「バイバーイ!」


なんか すごい 話していて 楽しかった……
礼……礼君かぁー
まぁ、顔は中の中って感じかな

性格は ちょっときついとこもあるけど 優しいなぁ〜


新しい 出会いの予感。朝みっちゃんが 言ってくれた優しい嘘は 当たっていたのかも……





いつの間にか ついてないことも 忘れていた。


空は オレンジ色から 夜の星を輝かせるための 準備にかかっていた。