宿泊学習の場所は木々の生い茂る林の近くだった
また、少し歩くと海まで出られるようになっているようだ

「想像してたより広い!俺ちょっと感動してるわ」

「僕ワクワクしてきた」

「あんた達テンション高いわね…」

「しょうがないよ、みっちゃん。あたしもワクワクだもん!」

「まぁ、いいけど。そこの黙ってるのは何かないの」

「海理だろ?コイツはいつも通り。俺が話しかけるとうるせぇって言うんだぜ?」

「あら?それは事実じゃない?」

「んだと、このクソ女」

「は?チャラ男は黙ってなさいよ」

「ま、まあまあ…みっちゃんも界人くんも喧嘩しないで」

各々楽しそうにしているようだ
1部喧嘩している所もあるが。

「………何でもいいが、俺を挟んで喧嘩すんな。うるせぇぞ」

そう、海理は界人と美里の間に立って歩いていた
1番居心地の悪く、めんどくさい場所だ

「マジ、俺このうるさい奴らと泊まりとか…」

「ご、ごめん海理」

「…ごめんなさい。悪かったわ」

「別に。痴話喧嘩なら他でやってくれ」

「「は!?」」

「なんだ。違うのか?」


顔を赤らめながら弁解している2人を見て海理はからかいながらニヤニヤしているのだった