一生忘れられない恋をした

ミーンミーンミーンミーン

セミ音をBGMにしながらわたしは今塾の講習を受けている。


「Xは5になる。みんなわかったか?」

このクソ暑いなかで塾の先生の声が狭い教室に響く


みんなもだらっとしている


塾はわりと少人数15人くらい。他の子の塾は40人とかいるみたい


午後5時。わたしの楽しみにしてきた時間がやってきた

「じゃあこれで今日はおわりな」

やっと帰れる…。

「あ、そういえば明日席替えでもするか?」

うちの塾は席を先生が決めている

夏期講習が始まってもう2週間

半分を過ぎたところだった

塾のメンバーは女子8人、男子7人。

学校のすぐ近くにあるから全員同じ学校だ。

同じクラスからも何人か来ている

でもとくに喋ったことがないメンバーだからだれともしゃべれない

しかも男子だし。男子は苦手。すぐちょっかい出すしわたしには合っていない

というかあんまり喋らないからわからない

恋なんてもってのほかだ