「ちょーっと、何この曲ーっ」 美波は俺に向かって口を尖らせて言う。 「俺なりに頑張って考えたんです」 俺は何故か敬語。 放課後。美波と俺と悠は教室で喋っていた。 「まあまあ、2人とも」 悠は俺と美波の間で苦笑いを浮かべている。 「あたしが頑張って考えたのに…」 「俺も頑張ったっつーの」 「うるさいっ」 「そっくりそのまま返すぜ」 「返されない!柚姫ガードッ」 「なにぃ!?じゃあコッチは破壊力倍のビームだっ!」 一言で言うと俺の作曲は不評だった。