「〜っ!!!!!」

乾いた地面から勢いよく身を起こして

はぁ、はぁと肩で息をする




「まただ…私、最近、ずっとあの夢を…」


「……ぅ…ん…クロ?どうしたの。」


私の横で寝ていたのは


私、クロエの双子の兄、シロエ

私をきゅっ…と抱きしめる。




「ううん…何でもないよ、シロ…」


そう言って、強く

でも、優しく




た̀っ̀た̀1̀人̀の̀家̀族̀を抱きしめた