ボッ


目の前で、炎が燃えている



私…いや、私達には決して害を与えない炎が。




「貴方達…もしかして、破壊のチカラを…!?」



私達の母さんが、愛情を込めた目ではなく、


恐れと


困惑の目で


私達を見る。





「こんな子達…私の子じゃない…!!!」


「「っ!」」



私達は、



望まれない子__________


「…あぁ」



名も知らぬ、胸にわいたこの感情をも破壊するほどの、忌まわしいチカラ


もし、私達が、普通の子だったなら……