出張ばかりでなかなか家にいない父親のこと。その都合で何度か引っ越しをしてきたため、あまり友達がいないこと。それでも小さい頃からの親友がいて、自分を支え続けていてくれたこと。その親友がくれた、大事なネックレスのこと。―それは実際、「いつでも付けてるの」と言って、僕に見せてくれた。1番の宝物だと言ってた。