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そう信じていたのに道も一向に見えずどんどん木が生い茂るほうに迷い込んで来ている…



(あっれ…可笑しいな…ここがどこかもわからない…)


時計はすでに8時40分


げげげ!!もう終わりだと思ったその時…


木の木陰で座っている男の子が見えた。



(ラッキー!あの人に聞けば道がわかる!)


「あのーすみません。」


私はゆっくりと声をかけながら近づいたが


一向にその男の子はこちらを見ようとしない。


「あのーすみません!道を聞きたいんですが!!!」


私は声を張り上げて男の子の目の前に来た。



「北丘高校ってここからどう行けば良いですか?」