「お母さんが死んじゃったのは、悲しよね…。
でも、お母さんは君が悲しんでる姿なんて見たくないと思う。きっと笑顔でいてほしいって思ってるよ!」


その子の言葉一つ一つが
胸に染み込んでいった気がした…



「だから一緒に笑顔でいよう!」



あぁ、なんて眩しいんだろう…
君の笑顔をなんて綺麗なんだろ…。
幼かった俺はそう思った。



でも…




「俺…笑えないよ…。」



笑えるわけない…
母さんがそう願っていたとしても…


俺は…笑顔でいることなんてできない…