「・・・ここが璃亜の家か」

「何だか小さい家だね」

「そうだな」

「ここに愛華が・・・・・・」

遡ること数日前ー。

「鈴夜!」

勢いよく扉が開いたと思ったら宮川隆太の姿があった。

「りゅうくん?どうしたの慌てて・・・」

「春樹、綾人いたのか」

「いちゃ悪いのか」

「別にそういうわけでは・・・」

「隆太、どうした?」

「あ、実は頼みがあるんだ」

「頼み?」

「あぁ。お前黒川璃亜と仲がいいだろ?綾人と春樹も」

「仲がいい訳では無いが・・・璃亜がどうした?」

「璃亜には愛華という娘がいるだろ」

「あぁ。いたな」

「その子は俺の娘なんだ・・・頼む。愛華に会いたいんだ!家を教えてくれ!頼む!!」

「・・・俺達も璃亜の家は知らない」

「なら調べてくれ!お前なら簡単だろ?」

「・・・・・・わかった」

「あ、ありがとう!」

「但し、無理やり2人を引き剥がしたりひどい事はするなよ」

「あぁ。もちろんだ!」

「なら数日待ってくれ」

数日後ー。

「隆太、家がわかった」

「ほんとか!?」

「あぁ。どうする?今から行くか?」

「行く!!」

「わかった」

「僕たちも一緒行くよ!」

「気になるしな」

そして今にいたるわけだが・・・

「とりあえず、行ってみようぜ」

「そうだな」

「行ってみよう♪」