*悠輔side
学校から帰ってくると
おばさんから
「蒼空が倒れて、ちょっと、おばさん薬買ってくるわ!ごめんなさい、様子見ててもらっていいかしら?」
「あ、はい!もちろんです」
「じゃあ、よろしくね!」
おばさんは走って外に飛び出た
・・・・・おばさんの様子から見ると
蒼空が倒れたりしたのは
めずらしいんだな・・・
だから、焦ってる
俺はさっそくハイスピードで着替えて
蒼空の部屋に行った
「蒼空・・・?」
「・・・」
寝てるな・・・
――プルルッ
蒼空の電話から着信が鳴った
・・・しょーがない
ディスプレイには【瑞季】と載ってた
「もしもし・・・」
『えっ!?あ、瑞季です・・・あの』
「ごめんな、俺、悠輔。今蒼空まだ寝てるんだ」
『あ、例の悠兄ですかっ?!蒼空から話は聞いてます♪・・・蒼空まだ寝てるんですか・・・無事だといいけど・・・』
例の悠兄とわ・・・??
「あぁ・・・無事だよ、大丈夫」
『あ、はい!・・・・・では』
「ん、じゃあ―――」
『あの・・・蒼空のこと、大事にしてあげてください』
「え・・・・?」
そして、電話は切れた
【蒼空のこと、大事にしてあげてください】
・・・まさか、瑞季チャンは、あのことを
知ってる?!?!?!?!?!
