国語の先生

放課後

「疲れた…勉強結構置いていかれてたやばい」

また一人ぽつんとつぶやいた。

「椎名さん」

あ、小暮先生

「あっ、どうも!」

「大丈夫?」

「え?何がですか?」

「無理してる感じがするから」

「してないです…けど」

ふと、先生が手を伸ばしてきた

ポンポン

「え…」

「泣きたいときは泣いたらいいんだよ」

「ッ…べつに…ッ…泣きたくないッですッ…から」

やばい、泣きそう

「なにがあったの?」