ディアボロは天高く舞う

幾度となくわたしは彼から彼女の話を聞かされた。

そのたびに胸は痛いけど、彼と話せるなら我慢してもいいと思った。

そのうち、わたしは気づいた。

わたしは彼が好きなんだ。

いつか彼は言っていた。

好きな人の幸せは俺の幸せだ、と。

わたしも、彼が幸せそうに彼女の話をするのを見てると幸せだった。

片思いってそんなものだ。

満ち足りてるけど足りないんだ。

でも、彼のディアボロは毎日楽しそうに宙を舞ってる。