ディアボロは天高く舞う

その子には好きな人がいる

ある日、彼が教えてくれた。

誰なのか、彼には全く分からないけど、彼女からその人の話をよく聞くらしい。

優しすぎるほど優しくて、かっこいい

彼は、その人にはかなわないといつも言っていた。

だから、俺は彼女が好きなことを隠すんだ、と。

わたしはそんなことないって思っていたけれど、彼は譲らなかった。

俺はあいつの恋を邪魔したくないんだ、と。

そんな話をした日は、ディアボロをする彼が少し寂しげに見えた。