「おばあちゃんも女の子だったの?」
「こんなしわくちゃのおばあちゃんじゃ想像できないかしらね。私にも女の子と言われていい歳はあったのよ。」
「千夏ちゃんにも、いつか初恋がやってくるわ。そしていつか、最後の恋がやってくる。その順番はたいして大事じゃないわ。その時その時の出会いを全て全力で大切にすることね。」
「どうしたら大切にできる?」
千夏は真剣な眼差しで聞きました。