「だって、隼斗はなんだかんだいって
いつもあたしのそばにいてくれるじゃん」
なんて、お前が最高に可愛い笑顔で言うから
トクンと胸が高鳴って、鼓動がはやくなる。
夕日をバックにみる、好きな人の笑顔は恋する心にかなりいい意味でダメージを与えるらしい。
「………それはお前が危なっかしいから」
嘘だよ。
本当は俺がお前のそばにいたいから。
好きだから、その笑顔を誰より近くで見たいから。
お前が泣いている時に俺が励ましてやりたいから。
「もう!素直じゃないよねー
もしかして、その言葉って照れ隠し?」
ふふっ、と愛咲が笑う。
いつの間にか俺の隣をゆっくり歩いている小さな天使。
そしてほぼ無意識でその天使の
小さな歩幅に合わせて歩いていた。
二つの影が並んでゆらりゆらりと静かに揺れている。
俺はいつまでこんな幸せな気持ちでいられるんだろう。
「……」
「あれ?図星?
隼斗ってば、案外可愛いところあるんだー」
俺の頬を嬉しそうに
笑いながらツンッとつつく愛咲。
何やってんだよ、俺は。
完全に愛咲のペースにもってかれてる。



