「………嘘じゃないって言ったらお前が困るだろ」
俺の呟きは広い公園に消えていった。
俺が好きだといえばお前は困る。
それに、お前は俺のことが大嫌い。
大好きと大嫌いは交わらねぇんだよ。
だから、これからも密かにお前を想うよ。
*
先に公園を出た愛咲に
俺はすぐに追いついた。
「本当にムカつくぐらい歩くの速いよね」
すると、ぷぅっと頬を
ふくらませながら愛咲が言った。
なんだよ、その顔。
お前はいちいちやることが可愛いんだよ。
そのことに気づきもしてないんだろうけど。
お前の仕草や行動でこっちがどんなに期待してドキドキしてると思ってんだよ。



