「もういいよ」


「オッケー」



もう満足したから
ブランコからぴょんっと飛び降りた。


そして愛咲の方に視線を
向けると近所の子供と戯れていた。



「ねえ、お姉ちゃん!一緒に遊ぼうよ!」


「お姉ちゃん、走るの速いよ〜?」



そんなことを嬉しそうに言っているけど
お前、走るのめちゃくちゃ遅いだろ。



「いいよー!僕も早いから!」


「私も頑張る!」


「んじゃあ、じゃんけんしよっか」



子供たち四人と愛咲でじゃんけんをして
鬼が決まったみたいだった。