なんなんだよ……外にいたって家の中にいたってこの胸の高鳴りは変わんねぇじゃねーか。
「…ちょ!!隼斗!高すぎ!!」
知らぬ間に力強く押していたみたいで愛咲の乗るブランコの位置はさっきよりも遥かに高くなっていた。
…ぷっ、焦ってやがる。おもしれーな。
「このほうが風を感じられんぞ」
「いやいや!もういらないから!!!
むーりー!怖いー!!早く止めてよ!!」
ワーワーと喚く愛咲がうるさくて近所迷惑になっては行けないと思い、仕方なく止めてやった。
「はー、疲れたけど楽しかった〜
ほら、次は隼斗の番だよ!」
はぁ?マジで俺も乗んの?
別に俺は乗りたくないんだけど。



