「ねぇ!今日、本当に天気いいね!」
「そうだな…って子供かよ」
俺たちは快晴ということもあり、
気分転換に散歩をしている最中。
まあ、家にいるよりは俺的には嬉しいかな。
理性と戦うこともしなくて良くなるしな。
「子供じゃないし!
天気がいいと気分も上がるじゃん!?」
「そんなところが子供なんだよ」
でも、そんな愛咲の子供っぽいところも
たまに見せる大人な表情も全部俺は好きだよ。
自分でも驚くほどお前のことが好きなんだよ。
可愛いって言いたいのに言えない。
俺にはそんなこという資格もない。
なんせ、彼氏でも友達でもない。
ただの“幼なじみ”なんだから。