イケメン幼なじみからイジワルに愛されすぎちゃう溺甘同居




…ウィィィーーーン!


ドライヤーの音がすぐ側で聞こえる。

隼斗の手付きは極上に気持ちよくて、乾かすの上手いなぁ~……と、ついつい、フワフワとした気持ちになる。



「愛咲の髪って細くて綺麗だよな」



乾かしているときに隼斗が何を思ったのか突然そういってきた。


隼斗はソファーに座っていてあたしはカーペットの上に座っているから妙に近い距離にまた不本意にドキドキしてしまう。


本当になんなの……?

男慣れしていないあたしにとってはこういうシュチュエーションなんか初めてだから緊張するんだよ。


きっと、そうだよ。

誰にだったあることだよ。

慣れたらきっとこんなこと思わない。