イケメン幼なじみからイジワルに愛されすぎちゃう溺甘同居




「なっ…なっ…///」



隼斗のイケメンな顔が段々近づいてきて
唇が触れるまであと数センチ……


今度こそ、キスされちゃう…っ!!!
そう感じて、無意識に目を閉じた。



「なーんてな。
髪乾かしてやるからこっちに来いよ」



えっ……?

ウソだったの…っ!?


あ、あたしのドキドキを返せーー!!!


ちょっとでもドキドキしてしまった自分をボコボコに殴り殺したいよ。



「なっ、なんであんたなんかにっ…!!」



素直に“うん、ありがとう”って
言えないあたしは本当に可愛くない。


いや、別に隼斗の前だから
可愛くてなくていいんだけどね。



「ゴチャゴチャうるせぇな。
黙ってはやく来いよ」



隼斗がソファーに座ると、
ギシッとスプリングの音が鳴った。



「わ、わかったわよ!」



あたしは不思議な気持ちのまま隼斗のところに行った。