「あたしだってね! 好きでドジなんじゃないの!!」 きっとこれはママの遺伝なの! プンプンと怒りながら、 お風呂場へ向かった。 先に髪の毛をチャチャッと洗ってから 湯船にチャポンと浸かる。 あーあ、本当に残り三ヶ月大丈夫かな? なんか…急に優しくなったり、イジワルになったりわけが分かんないんだよ、隼斗は。 なんであんな最低なヤツがモテるんだろう。 みんな、変わり者だよね。 隼斗は顔はかっこいいのにね~…… ま、あたしなら絶対に 宇都宮くんの方に行くけどね。