まさか、そんなことは…ねぇ?

運動神経抜群の隼斗に限って
そんなことありえないだろうし…。


あたしの考えすぎだよね!
大丈夫!大丈夫!


いい感じに焼けてきた餃子。
フライパンの火を切ってお皿に盛り付ける。

その他のおかずもお皿に盛り付けて…っと。


テーブルまで持っていくと、
もうお箸が並べてあった。


あれ……?

あたし、いつお箸なんて出したっけ?


もしかして、隼斗が出してくれたの?


いつの間に……


昔から何かと気が利く隼斗は
みんなからも好かれていた。


もちろん、それは今も変わらない。