こんなにも甘い隼斗は久しぶりに見たかもしれない。


いつもは言い合いばっかりだけどたまに恋人の時間を過ごせるからいいんだろうね。



こうして隼斗に抱きしめられるのも

隼斗を抱きしめられるのも、あたし限定...


そう思うと嬉しくなって頬がゆるんだ。



「...当たり前だよ。大好きに決まってるじゃん。

こんなに好きにさせといて他の子のところいったら承知しないからね、バーカッ」




不安がないといったら嘘になる。

だけど、それ以上に......




「うわぁー...俺、今ちょー幸せ。

俺は昔からのお前だけしかいらない」



恥ずかしそうに頬を赤らめている彼があたしにこれでもかというほどの愛をくれるから...


不安なんて一瞬にして消えてしまう。


そんなキミの愛を少しずつあたしも自分の愛で返していくよ...。


今日、自分が隼斗のことをどれほど愛しているのか、それに彼に愛されているのかを改めて実感することが出来た。



これからも...ずっと隣で笑っていてね。