『あ、隼斗のせいとかじゃないですから。
じゃあ…!お元気で!
あっ!このことは隼斗には秘密ですよ!
ちゃんと約束守ってくださいねっ!』
香織さんはなにか言いたそうにしていたけど
あたしはそれは遮るかのようにそういった。
溢れでてきそうな涙を隠すように
香織さんに背を向けた。
そして、溢れでてきた涙を服の袖でゴシゴシと拭きながら、家までの道のりを歩き出した。
*
大丈夫かなぁ?
なんかちょっと心配だけどきっと…大丈夫だよね?
今頃、婚約パーティーが始まっているのかな。
婚約……おめでとう。
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