プレゼントした人は隼斗の中で“あたしじゃない誰か”になっていても、それでもあたしは嬉しかった。
それに…まさか、付けてくれてるなんて思いもしていなかったから。
ねぇ、こんな調子じゃ……全然忘れられないよ。
もう…あたし泣いてもいい?
隼斗も眠っているんだし……バレないよね。
「ぐすっ……」
もうこれで何回目かな?
最近のあたしってば、泣き虫すぎるよ。
だけど、それくらい隼斗のことが好きなんだ。
「……隼斗のバーカ……」
あたしは自分の唇を近づけて
隼斗に触れるだけの軽いキスをした。
唇から感じた隼斗の優しい温もりにまた泣きたくなった。
「んっ…」
あ……起きちゃった?
一瞬、ヒヤリとしたけど
隼斗が目を開けることはなかった。



