「どうしてこんなところにいるの?」
やっぱり……そう思うよね。
あたしが雪ちゃんの立場ならそう思うもん。
「は、はや…片桐くん…倒れたんだってね」
あたしは雪ちゃんをできるだけ
不安にさせないようにあえて名字で呼んだ。
「そうなの…。
疲労とストレスが溜まってたみたいで…」
そう言った彼女の大きな黒目がちな目には涙が溜まっていく。
本当に隼斗のこと……好きなんだな。
雪ちゃんの様子で隼斗への気持ちがひしひしと伝わってきた。
「そ、そうなんだ…」
「ねぇ、愛咲ちゃん…屋上行かない?」
えっ……屋上?
突然の雪ちゃんからの提案に少し戸惑った。



