「ピーンポン」
耳に届いたインターフォンの音で目が覚めた。
スマホの画面に表示されている時間をみると、16時だった。
ベッドから起き上がるけど、まだズキズキと頭が痛む。
おぼつかない足取りで
フラつきながらも玄関へ向かう。
「…はい」
玄関を開けた先にいたのは、
隼斗の妹……香鈴ちゃんだった。
「香鈴ちゃん?どうしたの?」
あたしは心配をかけないように無理して笑った。
まぁ、声はガラガラなんだけど。
「こんばんは、久しぶりだね。愛咲ちゃん!
お兄ちゃんから聞いたよ…風邪大丈夫?」
心配そうにあたしの顔を
見つめる香鈴ちゃん。
その姿に少し隼斗の面影を感じた。
「久しぶりだね。また可愛くなって~!!
全然大丈夫だよ、心配かけてごめんね」
いつ見ても可愛い香鈴ちゃん。
香織さんにそっくりで
将来は絶対美人さんになると思う。



