どうして……
その相手が愛咲じゃないんだろう。



そんな最低なことも思ってしまう時がある。



二人の幼なじみがいて皮肉にも
俺が好きになった幼なじみとは結ばれなくて


好きでもない幼なじみと
結婚だなんて神様は意地悪だ。



愛咲と過ごした日々は
俺にとって最高の思い出。


忘れることのできない
大切な大切な俺の宝物なんだ。


一緒に居たくても居れない。


愛咲の存在を頭から消したくても、
どんどん想いは強くなっていく一方で……


そんな想いも必死に隠すしかなくてそれなのに好きな気持ちはどんどん膨らんでいくんだ。



でも、生まれたときから定められた運命を
俺は受け入れなくてはならないんだ。