「愛咲ちゃんとも幼なじみだよ。
でも、愛咲ちゃんより私の方が隼斗と幼なじみ歴長いんだよ」
確かに雪ちゃんの言う通り、そうかもしれない。
あたしがあの家に引っ越してきたのは一歳の時。
二人の方が一年だけ幼なじみ歴が長い。
と、いっても一年だけどね。
「へぇ~…そうなんだぁ~!まぁ、よろしく~」
「うんっ!」
またふわっ、と笑った雪ちゃんは
まるで天使のように思える。
相変わらず、女の子らしくて可愛いな…。
昔からあたしとは大違い。
昔から運動はできないくせに言葉遣いが荒くて男の子っぽかったあたしとはまるで違う。
言葉遣いも丁寧で全てが
お上品で女の子らしかった雪ちゃん。
さすがは、お嬢様。
「では、体育祭のことだか~…」
あたしはまさかの雪ちゃんの登場にビックリしすぎて、先生の話なんてまったく頭に入ってこなかった。



