だけどそれから、一週間…二週間が過ぎても
あたしたちの関係は修復されることはなく、家でも必要最低限の会話しなかった。
あたしと隼斗との間には
ガッポリと深い深い溝ができてしまったのだ。
同居生活も残り一週間しかないというのに。
このまま、終わってしまうのかな?
そんなの……嫌だよ。
体育祭が近づき、
教室のムードも盛り上がって来ている頃。
「今日からお前らと
勉強するやつが増えたぞ~」
担任の口からそんな言葉が出てきた。
それって転入生っていうこと?
こんな時期に転入生なんて珍しいな。
あたしと同じような気持ちなのか
ザワザワと教室が騒ぎ始める。
「ほら、入れ~」
先生に手招きされて教室に入ってきたのは、サラサラで艶のある黒髪ロングヘアーに華奢な体、色白い肌の誰が見ても美人だと思うほどの女の子。
その子は教室をぐるりと見渡して、隼斗を見つけると、ニコリと優しく微笑んだ。



