「なぁ……」
「はやく、俺を好きになれ」
悲しいような切ないような、どちらとも言える複雑な表情をしている隼斗。
だけど、バカなあたしは隼斗が言ったこの言葉の意味を深く考えないでいた。
隼斗はいったいどんな気持ちで言ったんだろう。
「なっ…///」
ストレートな彼の言葉に
みるみるうちに頬が真っ赤に染まる。
だけど……
「それに、アイツのどこがいいわけ?
あんな嘘みてぇな笑顔ふりまいたヤツに……」
「ちょっと!宇都宮くんのことを悪く言わないでよ!」
宇都宮くんの悪口を言われて、腹を立てたあたしは反射的に隼斗を両手で胸元を押して遠ざけた。
宇都宮くんは何も悪くない。
ただ、純粋にあたしを好きになってくれた人。
だから、悪く言われるのはいい気はしなかった。



