こ、これっていわゆる壁ドン……!?
なんか近くないっ!?
隼斗の綺麗な顔にあと数センチ前に進めば
キスできるんじゃないかっていうぐらいの近さで嫌でも心臓がうるさくなってしまう。
「わ、分かんないよ…そんなの」
「あんなヤツにノコノコついて行きやがって…。
第一、お前は誰にでも犬みてぇにしっぽ振りすぎなんだよ」
い、犬…!?
それにしても近い…っ!!
どんどんあたしの心臓は加速していき、破裂寸前。
「お前が尻尾振る相手は
俺だけで十分なんだよ」
その言葉に思わず、トクンと胸を大きく高鳴らせる。
あたしを真剣に見つめるその切なさを混じりた瞳はあたしを捉えたまま、なかなか離してはくれない。



