「あら、やっと来たわ♪」
ママがニコニコしながら急いで玄関に向かう。
いつもはノロノロ行くくせに…。
“やっと”ってことは宅配便か何か?
いや、やっぱりパパなのか?!
「さぁ、上がって上がって~!」
「お邪魔します~♪」
「お邪魔します」
そんな声が玄関の方から聞こえてきた。
っていうか今、隼斗の声しなかった…?
え、やっぱり気のせいだよね?
リビングに来た人たちを
見てあたしは目を大きく見開いた。
「なっ…なっなっなっ…なんでいるの!?」
そこに居たのは、隼斗と隼斗のママ…香織さん。
やっぱり気のせいなんかじゃなかったんだ。
あ、そうか。
今日はみんなでお茶会か。
昔はよくそういうのしてたもんね~
懐かしい懐かしい。
なんてことを一人、頭の中で考える。
「あら、言ってなかった?」
とぼけたようにママが言った。
何も聞いてないですよ、ママさん。



