「し、仕方ないなぁ~…。
どうせ、腹減ったとかでしょ?」
いつも、お昼ご飯食べ終わってもすぐに
『お腹空いた~』とか言ってるし。
「ブッブー。正解なんだと思う?」
「そんなの分かるわけないでしょ!?」
「ちょっと、耳かしてみ」
そういうと、あたしが耳を寄せる前に
隼斗にグッと腕をつかまれて、引き寄せられた。
───…お前のこともっと離したくなくなった。
低くて甘い声で、そう耳元で囁かれた。
その瞬間、あたしの顔は耳まで
リンゴみたいに真っ赤に染まった。
吐息が耳にかかって…ジンジンする。
不意にそんなこと言うなんて本当にずるい。
「うわぁ、顔真っ赤じゃん。ハハッ」
「あ、当たり前でしょ!?」
あんなこと耳元で囁かれたら
誰だって赤くなるって!!



