「まぁ、そうなるわね~…」
すると、真瑠は少し考えてから言葉を発した。
「もっと意識してみたら?隼斗のこと」
い、意識する……?
それはどういうことなのですか?
「だから、男の子として」
意味わからない、という顔をしていたあたしを見かねて真瑠が助言してくれたけどさらに謎が深まった。
「え?隼斗はもう男の子じゃん」
いまさら、何言ってんの~?
もう、真瑠ってば。
「はぁー…そういうことじゃなくて、
幼なじみとしてじゃなくて一人の男の子として、
恋愛対象として意識してみたら?ってこと。」
ん……?
なんか呆れていらっしゃいます……?
「そ、そういうことね…」
「返事はいつまで?」
「いつでもいいって言ってくれた…」
いつまでも待ってる…って
思い出すだけでも顔が赤くなりそう。
隼斗って意外と優しいよね。