イケメン幼なじみからイジワルに愛されすぎちゃう溺甘同居




「おう」



あたしは隼斗からもらったそのネコのぬいぐるみを見ながらついついニヤニヤしてしまった。


隼斗があたしのために取ってくれたんだ……。


それだけで、なぜか嬉しい気持ちでいっぱいになった。



「ねぇねぇっ!!アレ食べたい!!」



そう言いながらあたしが指さしたのは
“カラフルハート綿菓子”と書かれた屋台。


なんか名前からして
すごく美味しそうじゃん…!?



「んじゃあ、買いに行くか」



隼斗がそう言ってくれたから
喜びながら、歩きだそうとした時



「ん」



スッと隼斗のと男らしくて大きな手が
あたしの前にさりげなく差し出された。



ん…?
この手はどういう意味…?