イケメン幼なじみからイジワルに愛されすぎちゃう溺甘同居




「しゃあねぇな」



さっきまで見てるだけだった隼斗が
浴衣を肩までまくって、銃を構える。


その姿がやけにかっこよく思えて
思わず、持っていたスマホでパシャリと写真を撮った。



「…おい。何撮ってんだよ」



それに気づいたのか不機嫌そうな顔した隼斗があたしの方を向いた。



「つい…」



テヘッとポーズすると、はぁ、とため息をつきながらあたしにネコのぬいぐるみを渡してきた。



「えっ…コレ…」



あたしがさっき一生懸命狙ってたやつじゃん。



「俺、こんなブッサイクなのいらねぇからやるよ」


「本当にいいの!?」



ブッサイクは余計だけど、許すか…。