心臓の音がドクドクといつもよりも早く脈打つから、隼斗に聞こえてないか不安になる。


それぐらいあたしの心臓は早く動いていた。



「ご、ごめん……///」



もうなんなの?

このシュチュエーション。
ドキドキしすぎてヤバイんですけど。


離れようとしても
隼斗が力を入れていて全く離れられない。



「数学…何点だったんだよ」」



隼斗の声はいつもよりも
低く感じて妙にドキドキした。



「…60点」



どうせ、点数教えたって
褒めてくれないんでしょ?


自分の方が高いってバカにするんでしょ?



「…マジで?」



ほら、言った通りじゃん。


てか…あたしってば、なに期待してんの?


あたしは……いったい、隼斗に何を期待しているの?