「あたしはまだピチピチの17歳です!」



隼斗の腕をペシッと叩いてから
少し足音を立てながらお風呂に向かう。


なんなのよ…アイツ。


急に優しくなったり、
イジワルになったり…。


そんなアイツに
振り回されてるあたしもあたしだよ。



───チャポン...

湯船につかりながら、日頃の疲れを取る。



はぁ~やっぱりお風呂って気持ちいいな~……


なんか、不思議と心が安らぐよ。


ってなんかあたし本当に
お婆ちゃんみたいなこと言っちゃってるよ。


そんなことより…
もし、本当に補習がなかったら…


夏祭り一緒に行ってくれるのかな?


それとも、行く気にさせといて
やっぱムリとかそういう系なのかな……?


もぉ~…全然わかんないや。
隼斗って何考えてるのかたまにわかんないし。


でも……どうせなら一緒に行きたいな。


なーんてね。
さすがに図々しいよね…。