「お前らが仲いいのはわかったから~
HR始めるぞ~」
そう言われ、あたしと隼斗は
大人しく自分の席に腰を下ろした。
ちなみにあたしたちは席まで隣。
もうここまでくると
仕組まれてるんじゃないのかなって思うくらい。
担任の長い話が始まり、
あたしは頬づえをついてボーッとして聞いていた。
隼斗とはいつも言い合いになってしまう。
小さい頃からそうだった。
本当は言いたくないことも
言ってしまう時だってある。
喧嘩だって何万回もしてきたけど
その分、何度も仲直りをしては絆を深めてきたつもり。
隼斗の前だとなぜか飾らない
ありのままの自分でいられるんだよね。
たくさんムカつくし、鬱陶しいけど
変な気を使わないから一緒にいて楽なのは事実。
そんなことを考えながら担任の話に耳を傾けた。



